最新ホログラム技術でどこからでも目の前にいるような遠隔コミュニケーションを実現する「Holobox」
オランダのHoloconnectsはAIと最新ホログラム技術によるをコミュニケーションツール「Holobox」を開発・提供している。
一見、電話ボックス？ドラえもんの世界観がすぐそこに、実物大の立体映像と遅延のない会話を実現
まるで目の前にいる人と会話ができるような没入感
ホログラムとは高度な光学設計と加工技術を用いて光の情報を記録し現実空間に立体的な映像を映し出す映像技術を指し、メガネやVRゴーグルといった道具が不要で3D映像を楽しむことができる技術として注目されている。Holoboxはこの技術を活用して、我々の生活を次のレベルへ押し上げようとしている。
一見、電話ボックスにも見える高度な技術が詰まったボックスから生成される立体映像は、遠隔地でもほとんど遅延のないコミュニケーションを実現し、従来のディスプレイとは異なり、まるで本物の人物・対象者がそこにいるような没入感を味わうことができる。
出典：Holoconnects（https://www.holoconnects.com/products/holobox/）
革新的アプローチで日常空間を再デザイン
Holoboxは人々の通話・対話を代替するだけでなく、医療現場や接客、教育現場での利用も想定されている。中でも、特に広告業界にとって大きなインパクトを与えている。
平面的なディスプレイと比較して、現実の空間を使い広告主が製品のコンセプトやアイデアをより視覚的に伝わるような手助けをしている。人々は従来のディスプレイでは実現できない奥行きやリアリティに魅了される。心を動かされる出来事ほど記憶に残りやすい脳のメカニズムを活用し、より印象的な方法で商品の紹介を実現している。
Holoboxは、86インチの透明LCDディスプレイ、反射防止ガラス、HiFiスピーカー、高感度タッチスクリーンを備えており、電源とインターネットさえあれば、どこでもホログラム体験を届けることができ、複数台のHoloboxを連結させることも可能だ。
まとめ
ホログラム技術自体は、スター・ウォーズをはじめとしたSF映画に半世紀前から登場していたため、多くの人が認知しているものの、映画の中の世界だけだと思い込んでいたが、いよいよ現実の世界に登場する日が近づいてきている。Holoconnects によれば、既にユニセフ、国連、ナイキ、ボーダフォン、BMW、デロイトなど、多くの企業がこの技術を活用しているという。
そして、それは我々が想像するよりも早く日々の生活の必需品になるかもしれず、インターネット、スマートフォンの次にくる技術革命はホログラムかも知れない。
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